紛争の内容
ご依頼者は、ホームセンター駐車場内を走行中、前方を走っていた車両が端によって停車したため、追い越したところ、同車が突然発車し、衝突した事案。
過失割合について争いがあった。
交渉・調停・訴訟などの経過
保険会社交渉中、相手側は、過失割合１００：０を主張。折り合いがつかないため紛争センターへの申立てをした。しかし、和解はできなかったので、訴訟となった。
本事例の結末
裁判例によると、過失割合２０：８０程度で依頼者側が不利になる事案が見つかったが、実際の訴訟では事故の特殊性を強調し、裁判例はあてはまらない事を強く主張
その結果、約５０：５０の過失で和解をすることとなった。また、車両の評価損についても修理価格の約２割程度が認められた。
本事案に学ぶこと
過失割合が争いとなる場合は、複数の証拠等を多角的に検討し、事故状況を丁寧に分析することが重要である。
