紛争の内容
停車中に後方から追突され、車両のリア部分を大きく損傷した男性の事案です。
過失割合は10対0で争いはありませんでしたが、相手方保険会社が提示してきた時価額が低く、修理費用を賄えない状況でした。
依頼者は、愛車の適正な価値が認められないことに強い不満を抱き、当事務所へ相談されました。
交渉・調停・訴訟等の経過
受任後すぐに、同車種・同グレードの市場流通価格を調査しました。
走行距離やオプションパーツなどの加点要素を精査し、保険会社が算定の基礎としていた「一律の減価償却」の不当性を指摘しました。
客観的な市場データに基づいた評価を求めた結果、保険会社側も自社の算定ミスを認め、再提示に応じることとなりました。
本事例の結末
最終的に、車両の時価額をベースとした賠償金について、当初の提示額から大幅に増額し、実質的な「満額」での合意に至りました。
複雑な過失論争がなかったこともあり、受任からわずか数週間という異例の短期間で示談を成立させることができました。
本事例に学ぶこと
物損事故において、保険会社はマニュアル通りの低い時価額を提示してくるケースが多々あります。
特に「古いけれど状態が良い車」などは過小評価されがちです。
弁護士が市場実態に即したエビデンスを突きつけることで、迅速かつ有利な条件での解決が可能になります。
弁護士 申 景秀















