紛争の内容
依頼者が交差点を直進中、対向車線から右折してきた車両に衝突される事故が発生しました。
相手方は自動車保険(任意保険)に加入しておらず、個人での賠償が必要な状況でしたが、事故直後から依頼者への連絡を無視し続け、損害賠償の支払いに全く応じない状態が続いていました。
依頼者は適切な賠償金を受け取ることができず、当事務所に対応を依頼されました。
交渉・調停・訴訟等の経過
受任後、相手方に対して書面で督促を行いましたが、依然として誠実な回答が得られなかったため、早期に損害賠償請求訴訟を提起しました。
裁判手続きにおいても相手方は欠席をしました。
本事例の結末
裁判所は当方の主張を全面的に認め、相手方に対して損害賠償金の支払いを命じる判決を言い渡しました。
判決確定により、いつでも強制執行が可能な債務名義を取得することができました。
ただし、相手方の現在の資産状況を鑑み、現時点での執行費用等のコストを考慮して、強制執行の手続きについては一旦保留とし、将来的な回収の機会を待つ判断となりました。
本事例に学ぶこと
相手方が無保険で交渉を拒否する場合でも、訴訟を提起して判決を得ることには大きな意味があります。
判決を得ることで賠償請求権の消滅時効を更新し、将来相手方に収入や財産が生じた際に差し押さえを行う準備が整います。
また、弁護士費用等の予算との兼ね合いを考慮し、どの段階まで法的手段を講じるか、費用対効果を見極めながら戦略を立てることが肝要です。
弁護士 申 景秀














