紛争の内容
ご依頼者様は、車で走行中、相手方車両が進路変更をし、車の後部同士が衝突しました。
この事故により、お車は破損し、修理費用やレッカー代として約40万円が発生しました。
また、ご依頼者様は、頸部捻挫や腰部挫傷等のお怪我をされ、約6か月通院されました。
特に、後遺障害は残りませんでした。

交渉・調停・訴訟等の経過
ご通院が終わられましたので、損害額の交渉に移りました。

まず、過失割合について、当初、相手保険会社は、80:20(当方が20)と主張しました。
これに対し、弁護士がドライブレコーダー映像を確認し、こちらに初心者マークがあることや相手車両が方向指示器(ウィンカー)を出していないことが確認できましたので、これらの事実を主張し、過失割合は100:0であると主張しました。
相手保険会社もドライブレコーダーを確認した結果、当方の主張を全面的に認め、過失割合は100:0と合意できました。

本事例の結末
過失割合の合意ができたので、お怪我の交渉に移りました。
お怪我について、当方の請求に対して、相手保険会社は、特に慰謝料について当方の請求の80%しか認めないと主張しました。
これに対し、当方は、示談交渉での早期解決の必要性や有用性、場合によってはあっせんや訴訟もあり得ることなどを主張し、増額を強く求めました。
相手保険会社も当方の主張を受け入れ、慰謝料について90%以上、総額で当方の請求額の90%以上を支払うという内容で示談を成立させることができました。

本事例に学ぶこと
過失割合について、相手保険会社は、こちらに不利に主張してくることは珍しくありません。
しかし、そのような場合でも、ドライブレコーダー映像などの証拠を確認し、こちらに有利に主張できることはすべて主張することで、当初よりもこちらに有利な過失割合で合意することができることは珍しくありません。

また、慰謝料についても、こちらから、示談交渉での解決の有用性やあっせんや訴訟もあり得ることなどを強く主張すれば、先方も態度を軟化させ、こちらの請求額の90%以上で示談とすることができることは珍しくありません。

弁護士 権田 健一郎