物損事故において、長期間にわたって停滞してしまっていた事件を、書面と電話交渉を組み合わせることで、弁護士介入２か月での解決をすることができた事例

紛争の内容
依頼者は交通事故に遭い、幸いにも人的被害は免れたものの自動車の修理費用について解決ができないまま1年以上も経過してしまっていました。

交渉・調停・訴訟等の経過
まずは問題がこじれた原因を詳細に聞き取っていった結果、双方の保険会社の対応に相当大きな問題があることが判明しました。
そのような状況のまま長期間が経過し、もはや当事者（保険会社）での解決は不可能な状態となってしまっていました。
そこで、弁護士が介入し、「丁寧に話しを聞いて解決することが目的です」というスタンスを提示することで、問題解決への糸口が見えてきました。

本事例の結末
依頼者が求めている内容を法的に組み立て、なぜそれが正当なものであるのかを丁寧に説明した書面を相手方に送りました。
そして、仮に訴訟になった場合のリスクを丁寧に電話で説明し、納得理解してもらい、依頼者の主張どおりの解決をすることができました。

本事例に学ぶこと
保険会社の対応がまずいと、本件のように解決するべく事件が解決しようがないものとなってしまうことがあります。
弁護士は依頼者の味方という党派的立場ではありながら、むやみに相手を攻撃するのではなく、問題がこじれてしまったことには共感して、新しい風を吹かせることで、無事解決することができた事例となりました。