紛争の内容
依頼者Aさん(主婦・女性・30代)は、アルバイトの帰りにバイクで交差点に進入したところ、交差する道路の一時停止標識のある側からきた車と衝突してしまいました。車は一時停止をしていたが、バイクがよく見えていなかったようでした。
Aさんは、左肘の橈骨頭骨折をしてしまいました。
経過
 ⑴ 弁護士特約を使って依頼したいとのことで、インターネットで探されて当事務所に相談がありました。
当事務所では症状固定の少し前から委任を受けました。症状固定後は、適切な診断書の作成指示、事故状況の資料、陳述書等を作成して、いわゆる被害者請求で後遺障害認定の申立をしました。 その結果、2ヶ月程度の審査を経て、後遺障害等級14級9号の認定がありました。
 ⑵ その後は相手の保険会社である損保ジャパンと、慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料等をもとめて示談交渉を開始、1ヶ月程度でほぼ弁護士基準満額での回答を得ました。
 ⑶ バイクも走行していたので過失はありましたが、結果的に、ご依頼者も納得する金額で示談ができました。

本事例に学ぶこと
  ⑴保険会社から示談(損害額)の提示があったら、まずは弁護士に相談することをおすすめします。多くの場合で、提示より慰謝料が増額するケースがあります。
  ⑵ 後遺障害申請は、保険会社を通さずに、被害者請求で申請するほうが適正な認定が得られやすいと考えています。