紛争の内容
 依頼者様(Bさん)は、熊谷市内のコンビニに駐車しようとしていました。Bさんがコンビニ内の駐車場を直進して駐車場スペースを探していたところ、突如バックしてきた相手車が、Bさんの車の左側に衝突してきました。
 ドライブレコーダーはなく、当初から過失割合の争いがありました。保険会社は、Bさんが無理矢理突っ込んできたとして、10(相手):90(Bさん)を主張していました。
 困ったBさんは、グリーンリーフ法律事務所に相談をし、委任契約を締結しました。

交渉・調停・訴訟などの経過
 弁護士が委任を受け交渉したところ、40(相手):60(Bさん)という程度までは話合いができましたが、Bさんは納得ができないため、訴訟を提起して、裁判所で判決をもらう方針にしました。

本事例の結末
 裁判で争った結果、駐車場の状況や、Bさん・相手の走行経路も明らかになり、Bさんが無理矢理突っ込んだわけではないことが判明し、むしろ、相手が異常な経路でスピードをあげてバックした可能性がありました。そこで、裁判所からは、60(相手):40(こちら)の和解案が提示され、双方ともその案にて和解をすることになりました。

弁護士 申景秀