事案の内容
依頼者の方は、親子で自動車に乗っていたときに、側面から追突されました。
乗っていた車両は損傷し、親子ともにむちうちの怪我を負いました。
特に、父親の方が、頚部に強い痛みを感じるようになりました。

物損に関しては、ご依頼者の方自身で解決目前だったため、人身損害の交渉について、ご依頼を受けました。

事案の経過(交渉・調停・訴訟など)
ご依頼を受けた後、保険会社は、事故から4か月目に一括対応を終了してきました。
もっとも、お父様は痛みがまだ残っていましたので、健康保険を使い、さらに2か月ほど通院していただきました。

お父様も事故から半年後に症状固定となりましたが、まだ痛みが残っていたため、自賠責に後遺障害等級の認定の申請をしました
その結果、後遺障害14級9号が認定されました。

その後の示談交渉については、親子同時に行いました。
2人分の交渉を同時に行ったことで、交渉時における双方の譲歩の幅が広がりました。
また、後遺障害が認定されたことで、お父様が健康保険で通院していた期間の自己負担分についても、保険会社が支払うことになりました。
最終的には、裁判所基準に近い金額での示談に至りました。

本事例の結末
本件では、依頼者の方が納得できる金額での示談をすることができました。
また、示談交渉のみで終わりましたので、早期の解決となりました。

本事例に学ぶこと
本件では、依頼者の方の了承の下、お二人分の示談交渉を同時に行いましたので、柔軟な交渉をすることができました。
ご夫婦やご家族で交通事故に遭われてしまった場合には、ぜひ一度弁護士にご相談ください。

弁護士 赤木誠治