紛争の内容
本件は、道路外からの進入車両と直進車両の衝突事故でした。
当初、相手の保険会社とは、そもそも事故の態様についての認識が異なっており、依頼者と相手方の過失割合の主張には大きな隔たりがありました。

そのため、損害額自体は数万円であったものの、解決の見込みはほとんどありませんでした。

そのような状況で法律相談を受け、方針についてもご納得いただいたうえで、ご依頼を受けました。

交渉・調停・訴訟などの経過

受任後、保険会社と交渉しましたが、やはり事故態様についての認識に相違があり、過失割合についても大きな隔たりがありました。
そこで、弁護士会照会(弁護士法23条の2に基づく照会)により、捜査機関から実況見分調書を取り寄せました。

その調書に基づき、再度保険会社と交渉した結果、依頼者と相手方を20:80の過失割合とする内容で合意に至りました。
また、本件では、依頼者の方は自費で病院にも数回通院していることがわかりました。

その分の治療費や慰謝料、通院交通費、休業損害等についても相手方に請求することができます。

そこで、依頼者の方にも資料を集めてもらい、保険会社と交渉した結果、立て替えていた分の治療費等のほかに、数万円の慰謝料と休業損害を受け取ることができました。

本事例の結末
本件では、当初から問題になっていた物損のみならず、依頼者の方が気づいていなかった人損分の賠償金も獲得することができました。

なお、依頼者の方は、ご自身の保険に付帯されていた弁護士費用特約を利用することができましたので、自己負担なしでご依頼頂けました。

本事例に学ぶこと
今回の件では、弁護士が入る前は、証拠が無い中での水掛け論になってしまっており、事態が進展していませんでした。
しかし、実況見分調書という証拠が手に入ったことで、一気に解決に向かいました。

弁護士 赤木 誠治