紛争の内容
依頼者は、家族4名(父・母・高校生の子・小学生の子)およびその友人1名を乗せて走行中、赤信号停止中に後方から大型トラックに追突された。
追突の衝撃で、全員がむち打ち症状を訴え、うち2名(母・同乗者)は通院が長期化した。
加害者側の任意保険会社が示談を提示したが、主に慰謝料の点で低金額が提示され、依頼者より当職へ相談があった。
交渉・調停・訴訟等の経過
当職は、5名それぞれについて事故状況・診断書・通院記録を精査し、個別に損害額を算定した上で、加害者側保険会社と交渉に臨んだ。
本事例の結末
母は、慰謝料として弁護士基準で正当金額を獲得した。
また、賞与の減額が争われたが、会社に証明書をもらい満額補償された。
本事例に学ぶこと
家族であっても、各自が独立した被害者として補償を受ける権利を有しており、弁護士による分離対応が有効である。
各人の状況により請求できる金額は異なる。
弁護士 申 景秀