紛争の内容
物損事故が問題になった交通事故事件で、相手方が交渉にも応じなかったため何も進めることができず、自動車の修理をすることもできませんでした。
そこで弁護士に相談するに至りました。
交渉・調停・訴訟等の経過
まずは話し合いのテーブルに乗せる必要があったため、このままでは訴訟での解決を図る他ないこと、早期解決のために本来あるべき過失割合の解決よりも譲歩することを相手方に示しました。
長い時間をかけながらも、何度も何度も相手方へのアプローチを重ねて行きました。
本事例の結末
最終的には、相手方に交渉のテーブルまで戻ってきてもらうことができ、あとは双方の保険を使って物損部分の処理をすることができるに至りました。
本事例に学ぶこと
人的な損害がないにもかかわらず、交通事故事件においては感情のもつれが原因となって、自らが損をしてでも解決を図りたくないと考える人がいます。
本件は、時間をかけながらも様々な観点からのアプローチを行い、どうにか交渉のテーブルにつ付かせて解決することができた事例となりました。
弁護士 平栗 丈嗣