紛争の内容
自転車を運転していた依頼者の方が、前方に路上駐車していた自動車のドアの開閉に巻き込まれて怪我を負いました。
依頼者の方は、この事故で頚椎捻挫などの怪我を負い、4ヶ月ほど通院を続けました。

交渉・調停・訴訟などの経過
相手方保険会社は、事前提示においてこちらの過失が20%あることを前提に、20万円ほどの賠償額を提示していました。
これに対し、当方は、事故状況を精査し、こちらにとって有利な事情を主張しました。

本事例の結末
当方の主張を受けて、相手方保険会社は、こちらの過失を5%と認定し、当初のものから3倍近くの賠償額である60万円を提案してきました。
依頼者の方にご納得いただけましたので、60万円で示談成立となりました。

本事例に学ぶこと
個別の事故毎に事故状況を精査し、こちらに有利な事情は可能な限り主張すれば、交渉を有利に進めることができ、事前提示額よりもはるかに高い金額で示談を成立させることができることを学びました。

弁護士 権田健一郎