紛争の内容
  依頼者Aさん(会社員 50代)は、埼玉県川越市内の道路で運転中、一時停止を無視した車が交差点を飛び出してきて、それに衝突されました。車は大破しましたが、幸いにも頚椎捻挫・腰椎捻挫、頭部打撲等の傷害であり、骨折はありませんでした。ただ、痛みや可動域制限等の症状がなかなか良くならず、約8ヶ月治療をした後に、後遺障害認定の申立をすることにしました。

経過
 ⑴ 当事務所では後遺障害の申立から委任を受けました。適切な診断書の作成指示、事故状況の資料、陳述書等を作成して、いわゆる被害者請求で後遺障害認定の申立をしました。
  その結果、2ヶ月程度の審査を経て,14級9号の認定がありました。
 ⑵ その後は保険会社と慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料等をもとめて示談交渉を開始、2ヶ月程度でほぼ弁護士基準満額での回答を得ました。
 ⑶ 結果的に、ご依頼者も納得する金額で示談ができました。

本事例に学ぶこと
  ⑴保険会社から示談(損害額)の提示があったら、まずは弁護士に相談することをおすすめします。多くの場合で、提示より慰謝料が増額するケースがあります。
  ⑵ 後遺障害申請は、保険会社を通さずに、被害者請求で申請するほうが適正な認定が得られやすいと考えています。