紛争の内容
  依頼者は、さいたま市浦和区内を自転車で走行中に、一時停止無視のダンプカーに引かれてしまいました。それにより、頚椎捻挫、腰椎捻挫、肩部打撲等の傷害を負いました。その後、6ヶ月は保険会社の一括払い対応で治療し、さらに6ヶ月は健康保険で治療を終えました(後遺障害は無し)。依頼者は主婦でしたが、保険会社が休業損害を1週間分しかださないと言いだし問題となっていました。また、治療の期間についても問題となりました。
 
交渉・調停・訴訟などの経過
⑴ 保険会社から損害賠償額の提示を受けた依頼者は、金額に不満があり当事務所にご相談されました。弁護士が分析して増える可能性があることを指摘すると、そのままご依頼をいただきました。依頼については、弁護士特約が使えたので、依頼者の自己負担はありませんでした。
⑵ 弁護士が受任後速やかに交渉に入り、まずは治療の適正期間を求めて交渉しました。その上で、休業損害や慰謝料について、きちんと裁判基準で出すように保険会社と交渉しました。

結論として、治療期間は双方妥協の上8ヶ月となり、主婦休損も慰謝料も満足のいく金額となり、約140万円の保険金となりました。当初の提示より60万円の増額となりました。

本事例に学ぶこと
 交通事故では、弁護士が入ると慰謝料や主婦休損が増額する傾向にあります。弁護士特約に加入の場合は、弁護士費用が原則かかりませんので、まずは相談すると良いかと思います。