弁護士の介入により、事態が進展し解決に至った事例

紛争の内容
依頼者の方は、交差点内の接触事故の被害に遭いました。
幸いにも依頼者の方にケガはありませんでしたが、車両に傷がついてしまいました。
しかしながら、相手の方は、そのまま立ち去ってしまいました。

その後、警察により相手の方が判明しましたが、損害賠償について連絡しても、何らの応答もありませんでした。
損害額自体はそれほど大きなものではありませんでしたが、依頼者の方は、きちんと本件を解決したいというご意向を強くお持ちでした。
困った依頼者の方は、なんとか事態を進展させたいと思い、当事務所にご依頼されました。

交渉・調停・訴訟などの経過
上記の経緯を踏まえ、本件では、話し合いを進めるために、簡易裁判所での調停の申立てをしました。
そうしたところ、裁判所からの書類を受け取った相手の方から、ご連絡をいただくことができました。

損害賠償の内容については特に大きな争いは無かったことから、交渉はスピーディーに進み、調停外での示談に至りました。

本事例の結末
本件では、弁護士の介入により事態が進展し、無事解決（示談）に至りました。

本事例に学ぶこと
相手の方が連絡に応じないような場合でも、裁判所からの書類が届くと、態度が変化することがあります。
もっとも、一般の方が、調停の申立てや訴訟の提起をすることは難しいと思います。

今回の件は、依頼者の方が自分の自動車保険に弁護士費用特約を付帯していたことから、この特約を使い、法律相談やご依頼をされました（弁護士費用が自己負担となると、赤字になる可能性が高かったと思われます。）。
もし、弁護士費用特約を使えるという場合には、弁護士に相談されることをおすすめします。　　　　　

弁護士　赤木誠治