紛争の内容
加害者が赤信号を無視して交差点に突入し、依頼者様はタクシーで客待ち中でした。交通事故被害により「むちうち」となり,治療を続けていました。
後遺障害14級9号が残存し、示談の提案を受けたため,その内容の妥当性を確認するべく,当事務所へご来所されました。
保険会社側の提案は,裁判によって認められる金額(赤い本の基準)よりも低額であり,依頼者様に不利な内容であったため,示談交渉事件として受任しました。

経過
  裁判基準で弁護士が計算をしなおしたところ、保険会社の提案は相場の約半分程度の提案でした。
保険会社は当初拒んでいましたが、粘り強い説得により、当方提案全額を支払ってもらうことで、合意ができました。
 

本事例に学ぶこと
   保険会社は,示談交渉に精通しておりますので,被害者の方がお一人で対等に渡り合うことは容易ではありません。交渉について専門的な知識が必要ですので、担当者に言いくるめられてしまうおそれがあります。保険会社からの示談案は、裁判所が認定する基準よりも低いことが多いので、示談の提示があった場合は、弁護士までご相談ください。