紛争の内容
依頼者は、小学生の親御さんです。
押しボタン式の信号のある横断歩道が青になったので自転車で渡り始めたところ、
赤信号を見落とした自動車に衝突され、怪我を負わされたという事案です。
保険会社は、一緒にいた同級生が「青になる前に渡り始めた」という証言を警察にしたとして、当初は50%の過失があると主張してきました。

交渉・調停・訴訟等の経過
依頼者は、絶対に青になって渡ったと主張していましたし、加害者運転手は信号を見落としたことは認めていたので、加害者側で立証できないことを指摘し、加害者側は90%の過失割合まで認めるようになりました。

本事例の結末
こちら側は、訴訟では無過失も認定される自信がありましたが、まだ中学生(途中で進級)のため精神的に負担であったので、加害者90%の過失割合で合意しました。

本事例に学ぶこと
本件は、訴訟であれば、無過失も認定される可能性は十分にありましたが、子どもさんの負担を考え、和解することとしました。
法的な追求が必ずしも妥当ではなく、依頼者の状況に応じた解決が必要な事案でした。

弁護士 野田 泰彦