紛争の内容
依頼者の方は、夫婦で買い物のために出かけた際、信号待ちの停車中に後続車両に追突されました。
乗っていた車両は損傷し、ご夫婦ともにむちうちの怪我を負いました。

車両の物損、および、人身損害の交渉について、弊所でのご相談後、ご依頼を受けました。

交渉・調停・訴訟などの経過
物損については、事故後に実際に買い替えを行っていたことから、購入時にかかる諸費用についても請求しました。
保険会社もそれを認め、買い替え諸費用を含んだ形での示談を締結しました。

人身損害については、幸いにも後遺障害は残りませんでしたが、夫の治療期間が長くなったため、お二人の治療がともに終わってから示談交渉に入りました。
２人分の交渉を同時に行ったことで、交渉時における双方の譲歩の幅が広がりました。
最終的には、妻の主婦休損を認定し、かつ、通院慰謝料についても裁判所基準に近い金額での示談に至りました。

本事例の結末
物的損害、人身損害ともに、依頼者の方が納得できる金額での示談をすることができました。
また、本件は示談交渉のみで終わりましたので、早期の解決となりました。

本事例に学ぶこと
本件では、治療が早期に終わり賠償金額も少なかった妻と、治療が長くなり賠償金額が大きくなった夫の２人分の示談交渉について、依頼者の方の了承の下、同時に行いましたので、柔軟な交渉をすることができました。
ご夫婦やご家族で交通事故に遭われてしまった場合には、ぜひ一度弁護士にご相談ください。

弁護士　赤木誠治